■「アースデイとは」について
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アースデイQ&A(アースデイ長野2004より)
Q:アースデイってなに?
A:アースデイとは私たちの身近な生活から自然環境そして世界の未来についてなど、「地球の日」のもと、地球とそして地球に住む私たちのさまざまな事象についてその価値と意義を考え、思いを共有する日です。毎年4月22日のアースデイとその前後の期間にはアースデイアクションとよばれる各種の催しが世界各地で行われています。アースデイは1970年代のアメリカに発祥し、現在では世界180ヶ国、5億人が参加すると言われています。日本でも東京をはじめ長野、大阪、富山、沖縄など、それぞれの地域ならではのアースデイ関連イベントが行われています。
(以下略。詳細はアースデイ長野2004HPをご参照ください。)

 この「アースデイQ&A」のテキスト、アースデイ長野2004のシンボルアートの作成依頼があったのち、アースデイについての話し合いの機会などもあってアースデイ事務局の資料をもとにテキストをこのかたちにまとめるのに協力させていただきました。
 日本でも各地でアースデイイベントが行われており、アースデイとは環境イベントである、平和について行動することこそがアースデイである、などアースデイの概念や定義も様々です。そういったさまざまなアースデイの考え方がありますが、私はアースデイ長野2004事務局で考えられ資料としてまとめられていた、いわば「アースデイとは『アースデイという日』である」という考え方に賛成し、このアースデイQ&Aのテキスト化に際しても、環境問題、平和運動、政治問題など、それらのことについて活動することこそがアースデイであると定義してしまうことは避けたいと思いました。
 もちろんそれらのことに価値がないということではなく、規模の大小にかかわらず実際に活躍している方々には尊敬の思いを感じていますしアースデイを様々な行動のきっかけとすることの価値も感じています。一方で昨年私がアースデイ長野2003のフライヤー用に提供したメッセージと作品は、森羅万象への思いが祝福である、といった内容で、たとえばとにかく目の前にある具体的問題こそがすべてだという方にしてみるとそういったものはいかにも概念的でこのような「作品性」ともいえるものをどこまで理解してもらえるかどうかはわかりません。しかしそれぞれの活動がどうあれ、みんながそれぞれのあり方で「地球の日」のもとで今とこれからの世界のあり方、地球で生きるとはどういうことなのかを考えることは、「私たち自身の生き方」として共有できるものだと考えるのです。
 地球上に様々な問題があり、それに対して様々なアクションがあります。先の環境問題、平和運動、政治問題などの活動もアースデイの歴史的経緯や今地球に住む私たちが置かれている状況などを考えれば当然テーマになりうるものですが、それはあくまでひとりひとりが普段から考えなければならない社会問題であり、またそれがアースデイにおいてなのであれば「それぞれのアースデイアクションのテーマ」とするものではないかと思ったのです。それぞれの具体的な行動は尊重しつつ、しかし概念そのものはみんなが共有できるもの、それを考えたいと思いました。普遍的な「アースデイとは」になり得るものであれば、アースデイとは○○である、みんなひとつの定義のもとで行動しよう、といった主義主張のような強い色づけにしたり、その定義をアースデイそのものの看板にしてしまうのではなく、それぞれが自由に、そして多くのことを含めばこそいわば無色透明な、もっと普遍的で深い部分で思いを共有できるものでありたい思いました。ほんの数行ではあれどそういった思いのもとで先のQ&A「アースデイとは地球の日である」という文章ができあがりました。
 今は混沌とした過渡期、そして模索の時代かもしれません。しかし目指していきたいのは地球のすべてのひとが平和な心で喜びを分かち合える日、偏った感情を手放し進めば進むほど無色透明になってゆく、それが今回のアースデイの件で感じ思い描いた未来の記憶です。
 そして同時にこれは私が信じているアートが持つ力や役割に通じる部分でもあるのです。
(2004年5月)


「新しい時代がやってきている。
自然の生命の躍動は私たちが自然とともに生きる存在であることを意識させると同時に私たちが新しい未来に向かって進んでゆくことを喚起してくれる。
そしてかれらの有形無形のメッセージは、人間が今、強く新しい流れの中に存在していることを教えてくれている。」
(アースデイ長野2004フライヤー表紙作品に添えられた作者メッセージ)
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 ■NEWS 「アースデイ長野2004シンボルアート」

<関連リンク>
 ■アースデイ長野2004 http://earthdaynagano.boo.jp/
 ■アースデイ長野2004感謝報告 http://www.geocities.jp/earthdaynagano/
 ■日本各地のアースデイのポータルサイトearthday.jp 
http://earthday.jp/




「潮流」
(アースデイ長野2004シンボルアートに使用)
(C)TETSUO
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