作品について・物語と解説 1.2 「コンサート」 「流れ星(永遠の再会)」

 

            「コンサート」

 「天使が「目に見える形」で現れ始めた頃のことです。そのとき何枚もの絵を続けて描いていましたが一枚ごとに天使たちのその楽しさを伝えるような盛り上がりが増していくのが感じられたのです。
 飛んだり踊ったり眠ったり、そんな天使たちの盛り上がりが最高潮に達しました。ピアノからは胸をおどらせる様々な楽しみが飛び出し、天使たちが舞い飛びイルカたちも歌い踊る、そんなにぎやかな場面となったのです。」(「コンサート」)








          「流れ星」

 「そして大輪の花火がはじけて消えるように、その直後におとずれた静寂の中に見えたのがひとすじの流れ星、そして星空なのか宇宙なのか天国なのか、あるいは生まれ出づる前の世界なのかもしれない、そんな静かで不思議な空間のなかにやすらかな、ただひたすらやすらかな表情で抱き合う天使とイルカの姿が見えました。
 一瞬の流れ星は永遠の時間を感じさせるようでもあり、またその閃光は静寂な、まるで無であるかのような空間をむしろ印象づけるかのように輝き、そして天使とイルカを見守るような静かな光を放ちながら流れていったです。
 それは永遠の時間のなかで、言葉もいらない、至上の愛を感じる永遠の出会いのすがたなのかもしれません。それはこの世でめぐり会った大切なひとたち、またそれは自分自身なのかもしれません。」
(「流れ星(永遠の再会)」)



 この「コンサート」「流れ星(永遠の再会)」はあるイベントフライヤーの絵を依頼されたときに、そのイメージスケッチを何枚か描くなかで2作品続けて生まれたものです。
 しかしこの段階ではイベント用という広告的要素に左右されずに、自分自身のイメージを追っていく作業をしながら作品作りをしていきました。そういった何かのためのものではない、オリジナルであり普遍的なメッセージをもった作品が何点か生まれ、結果そのイベントでも注目をされることとなりました。
 また私の制作スタイルとしては、まずテーマがありその絵を描くのではなく、自分のイメージが描き出す絵をとおしてメッセージを導き出す、というありかたです。
 そしてまた見る人にもそれぞれのメッセージを見つけてもらうということも嬉しいことだと思っています。(物語と解説:2003年4月NHK番組内での紹介用の資料として).








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